佐賀県唐津市呼子町にある「鯨組主中尾家屋敷」は、江戸時代から明治時代にかけて呼子で捕鯨業を営んでいた中尾家の屋敷です。捕鯨で巨万の富を築いた中尾家の繁栄を伝える歴史的建造物で、現在は資料館として一般公開されています。
歴史と建築の特徴
中尾家は、江戸時代から明治初頭にかけて、8代170年間にわたり呼子を拠点に捕鯨業を営んでいた「鯨組主」として、唐津藩の財政を潤すほどの財力を持ち、呼子の発展に大きく貢献しました。
この屋敷は、その繁栄を象徴する大規模な建物で、住宅機能を持つ北棟と、鯨組の事務所として使われた南棟から構成されています。
江戸時代の捕鯨の様子を描いた「小川島鯨鯢合戦」にも描かれている豪壮な建物は、当時の町屋建築を現在に伝えるものとして、佐賀県内では唯一の大規模な漁家住宅であり、全国的にも貴重な捕鯨関連の建築遺構として、佐賀県の重要文化財に指定されています。
展示内容の見どころ
資料館として公開されている屋敷内では、当時の捕鯨文化や中尾家の暮らしぶりを伝える貴重な資料を見ることができます。
捕鯨に関する資料: 捕鯨船の模型や、捕獲した鯨の解体作業を描いた資料、鯨の顎骨やヒゲなどの展示を通して、当時の捕鯨の様子を学ぶことができます。
建築の魅力: 格式高い座敷や、鯨組の幹部が集まったと伝わる「見世」と呼ばれる部屋など、豪商の暮らしを垣間見ることができます。
右の写真は中尾家屋敷の入口の隣で、おばちゃんたちに声をかけられ、無料で兜をつけての撮影をしていただきました。(※現在も行われているかは不明です。)
基本情報
| 住所 | 〒847-0303 佐賀県唐津市呼子町呼子3750番地3 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:45~17:00 (入館は16:30まで) |
| 定休日 | 水曜日休館 (水曜日が祝日の場合翌日) 12/29~1/3 |
| 料金等 | 一般 210円 小・中学生 100円 未就学児無料 ※団体割引 20名様以上 2割引 |
| 電話番号 | 0955-82-0309 |
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